先々週から先週の前半にかけて、小学生対象の国語と算数の学力テストを実施しました。
当塾で年2回実施しているこの学力テストは、比較的難易度が高く、学習した内容すべてから出題されるので、小学校で受けるテストのような点数が取れるものではありません。
全国で実施されており、基本的に塾に通っている生徒さんたちが受けるのですが、それでも全国平均点が50〜60点台くらいになります。
そのため、テストの3週間前には、出題範囲を伝え、テストに付属している練習用の問題集を配り、しっかり対策をしてテストに臨むようにと伝えてありました。
今週は、採点したテストの答案のコピーを生徒のみなさんに返却しました。
「やばっ!」
「・・・。」
「あ〜、マジで怒られる!」
「・・・。」
「うそー!?」
悲鳴と沈黙が入り乱れます(笑)
私は、生徒のみなさんに、
『テストで大事なのは結果じゃないんだよ。テストの前と後なんだ。テスト前にどれだけ自分を高めて臨もうとしていたか、そして、テストの後に出来なかった問題を見直してどれだけ自分を高めようとするか、そこなんだよ。結果は、テストの前までの自分の行動以上のものは出ない。だから大切なのは、テストが終わった後に、自分の行動をどう変えていくかってこと。テストで良い点を取ろうと思わなくていいから、自分のレベルを上げることを目標にして、どんどんチャレンジしてみて。そうすれば、次のテストではびっくりするような結果が出るから。』
と伝えました。
そして、今回、自分の過去最高点を出した生徒さんが3名いました。いずれも6年生です。
6年生は今回が最後の学力テストとなりました。
KさんとR君は、常に自分を高める意識が高く、日頃から宿題以外の学習をしっかり行なっている生徒さん。
Kさんは、最後のテストの算数でどうしても100点を取りたいと、対策を頑張っていました。
というのも、ここ2回のテストでは、2回とも一問ミスで100点を逃していたのです。(一問ミスということが十分すごいのですが・・・)
R君は、前回の国語のテストが良くなかったということで、特に国語の対策に力を入れて頑張っていました。
結果は、Kさんは、算数で一問間違い96点。
惜しくも100点は逃しましたが、国語と算数の合計で、まなび舎史上最高の190点を取りました。
R君は、国語で惜しくも一問間違いの97点。
こちらも国語のまなび舎史上最高得点。
合計でも186点を取りました。
結果ももちろんすごいのですが、2人の日頃からの頑張り、そしてこの結果でも納得していない向上心に脱帽です。
また、特筆すべき結果を出したのが、もう一人のAさんです。
Aさんは、前回のテストでも頑張って対策をして臨んだのですが、思うような結果につながりませんでした。
それでも、諦めず、テスト後もコツコツと地道に学習を継続し、自分を高め続けていました。
今回のテスト前は、さらに入念に対策を頑張っていました。
その結果、前回のテストから、2科目の合計点で68点もアップするという素晴らしい結果を出したのです。
これも、まなび舎史上最高の得点アップ率でした。
5年生の生徒さんの中で、
「けっこう頑張って勉強したのに、結果に出なかったなぁ。」
と、つぶやいていた女の子がいました。
そこで、私は、
「頑張って勉強していたなら、結果がどうであれ全然オッケー。それは素晴らしいことだよ。そして、それを続ければ、次は必ず驚くような結果につながるよ。」
と声をかけ、6年生のAさんの事例を話しました。
その生徒さんは、
「えぇ!そんなに上がったの!?じゃあ、私も頑張ろ。」
と言ってくれました。
他の生徒さんたちも、みんな自分のテストに対する準備とテスト結果をふり返り、それぞれに思うところがあった様子でした。
この経験を生かして、さらに自分を成長させていってほしいと思います。
今後の飛躍に期待したいと思います!
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