5月31日は、中学1年生の授業で、前期中間テストに向けた対策方法を指導しました。
中学校に入学し、初めての定期テストに臨む1年生。
何となく難しいことは分かっているけど、どういう準備をすれば良いか分からない、という状態です。
まずは、勉強方法について各教科ごとにまとめたプリントを配り説明しました。
暗記が必要な科目については、人間の脳の仕組みについても解説しながら、効率的に知識を覚えられる方法を伝えました。
勉強の本質は、「知らないことを知り、できないことをできるようにすること」であり、最終的に目指すのは「解けない問題を無くすこと」だと伝えました。
それから、各自で目標点数を決め、その目標を達成するための週間スケジュールを作成しました。
スケージュールの作り方についても、どのくらいの学習量を確保すれば良いか、なぜ学習する教科まで決めておく必要があるのか、など重要なポイントを、見本を示しながら解説しました。
そして、スマホ、タブレット、ゲーム機などは、勉強時間中は必ず親に預ける、ということもその科学的な理由や得られるメリットとともに伝えました。
最後に、
「まずみんなにやってもらいたいのは、必ずこのスケジュールを実行して目標を達成すると決断すること。この決断ができていないと、行動することはできないんだ。そして、自分ならこの目標を100%達成できる、という確信を持って勉強するということ。それができれば必ず結果はでます。」
と伝えました。
すると、数人の生徒さんから、
「先生が言ったやり方で、このスケジュール通りにやったら絶対目標達成できるの?絶対に?100%??」
と質問されました。
私は即答で、
「絶対できる!120%!みんなにはその力が確実にあるからね。本気出してみな。すごいことになるから(笑)」
と答えました。
生徒さんたちは、
「先生、俺マジでやるわ」
「親をビックリさせてやる」
「帰ったら、まずスケジュールを完成させた方いいね」
「ガチ勢でいくわ」
「しょうがねーな、そろそろ本気出してやるか」
などなど、やる気満々で帰って行きました(笑)
とりあえず、スイッチは入ったようです。
おそらくこのモチベーションは数日で低下するので、あとは、次の授業で進捗を確認しつつ、それぞれに適切な声がけをして、モチベーションを維持できるようにしなければなりません。
子育てにおいても、教育においても、大切なことは、子どもたちの力を100%信じきるということです。
もっと言えば、疑いすらしないということです。
「君たちにできないことなんてあるわけないだろう?」
と心の底から思い、言いきるのです。
実際、子どもたちには、まだまだ眠っている無限の力があります。
その力を引き出してあげられれば、やってできないことなんて本当にほとんどありません。
子どもたちの本気の力に期待したいと思います!