総合学習塾 まなび舎

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やる気スイッチの入れ方   ~5秒カウントダウン~

みなさん、こんにちは。

総合学習塾まなび舎の青木です。

今回は、やる気が起きなくて、勉強ややるべきことをなかなか行動に移せない時の対処法を書いてみたいと思います。

先週の中学2年生の授業で、ある生徒さんが、

「先生、YouTubeでブレイクスルー佐々木が言ってたんですけど、やる気がでない時って、5秒数えるといいらしいんですよ。本当なんですか?」

ということを話してくれました。

私は、ブレイクスルー佐々木さんという方を知らなかったので、

「ブレイクスルー佐々木さんて誰なの?5秒数えるってどういうこと?」

と尋ねました。すると、

「え、先生知らないんですか!?すごく頭が良い人で、いろんな勉強の仕方とかをYouTubeでアップしてるんですよ。その人が、やる気がでない時は、5秒カウントダウンすると良いって言ってたんですよ。よく分からないんですけど・・・」

と教えてくれました。それを聞いて私は、

「そうなんだ、すごい人なんだね。そして、うん、そのやる気が出なくて行動できない時に5秒カウントダウンするという方法は、完全に正解だね。」

と答えました。生徒さんは驚いて、

「えぇ、そうなんですか!?なんで5秒数えるといいんですか。」

と興味津々の様子。他の生徒さんたちも、その理由を知りたがっていたので、そのメカニズムを説明してあげることにしました。

『人間の脳には、面倒な作業を始めるまでの時間が長くなればなるほど、やらない言い訳を考え始めてしまうという特性があるんだ。だから、作業までの時間を強制的に5秒以内にすることで、脳が言い訳を考える前に作業を始めさせるという方法なんだね。そして、一度作業を始めてしまえば、脳からドーパミンという物質が分泌されることでモチベーションが上がり作業に集中することができるんだ。これを作業興奮っていうんだけどね。ほとんどの人が勘違いしているんだけど、「やる気が出ないから行動できない」ではなくて、「行動しないからやる気が出ない」が正しいんだよ。だから、まずはすぐに行動に移すために、5秒カウントダウンは科学的に正しい方法ってこと。実は、先生もこれとほとんど同じ方法を3年くらい前に発見して実践しているんだ。先生の場合は10秒カウントダウンなんだけどね。』

生徒さんたちは、テスト直前ということもあり、真剣に聞いていました。

ぜひ、「知る」で終わらずに実践してほしいと思います。

そして、そうなんです。

実は、私もこの方法を3年くらい前に発見して実践してみたところ、効果絶大で驚いたんです。

そして、そのメソッドを意気揚々と2年半前にブログに書いていたんです。

その時は、この10秒カウントダウンが、私がこれまでに読んできた成功法則の本150冊のどれにも載っていなかったので、「おそらく自分のオリジナルメソッドです」と書いたんですね。

しかし、今回、そのブレークスルー佐々木さんの動画を見てみたら、5秒カウントダウン法というメソッドを、アメリカのメル・ロビンズさんという方が10年前にすでに提唱していたとのこと・・・

意気揚々と「オリジナルです!」とブログに書いてしまった自分が恥ずかしい・・・(笑)

でも、10秒カウントダウン法には、私なりのオリジナルな考え方も入っているので、参考までに当時の私のブログも下に載せておきたいと思います。

まあ何はともあれ、このカウントダウンメソッドは、すぐ行動に移す方法としてはかなり効果的で、習慣化しやすい方法です。

ぜひ、みなさんも日常の中で試してみてください。

以下、2019年3月20日の私のブログです。

『Control the future after 10 seconds!』~Part13~ | 夢追う塾長の独り言 (ameblo.jp)

英語学習はルールから入るべし

6月2日は、小学6年生の授業で英語を学習しました。

2020年度から小学校での英語学習が本格的にスタートし、5・6年生では週2コマの授業が必修となりました。

また、2021年4月には中学校の教科書が改定となり、特に中学1年生の英語の教科書について大幅な改定が行われました。

小学校での英語必修化を踏まえた内容にしたためです。

しかし、小学校で英語が必修化したと言っても、実際には、「話す・聞く・読む・書く」の4技能をとにかく実践してみるという、英語に慣れることを目的とした授業しかできていないのが現状です。

しかも、週に2コマだけです。

文部科学省は、たった週2回の「習うより慣れろ方式」の授業で小学生に英語の基礎を身につけさせようとしているのです。

そして、その結果、子どもたちの英語に対する理解は逆に混乱を極めています。

言語学習にとって最も重要なことは、その言語のルールを知るということだと私は考えています。

その言語の土台となる基本的なルールを知った上で、語彙を増やしたり、プラスのルールを覚えていくのが正しい手順です。

例えば、ルールをまったく知らないスポーツをやってみても、わけが分からずおもしろくありませんよね。

今、小学校の英語教育はそういう状態にあるわけです。

英語に興味を持ったり、英語が好きになる子どもが増えるとはとても思えません。

実際、私の塾にきている小学6年生の子どもたちは、口をそろえて、

「英語分かんないし、おもしろくないんだよなぁ。」

と言っています。

誤解の無いように言っておきますが、これは学校が悪いわけではありません。

「早いうちから英語を学習させて日本人の英語力をあげよう」という短絡的な考えで英語学習を前倒し、その具体的な指導方法や誰が英語を教えるのかについては現場に丸投げ、というずさんな進め方をしてきた文部科学省に原因があるのです。

他にも小学校で英語学習の時間を増やすことには様々なデメリットがあります。

もちろん英語学習の重要性は百も承知ですが、その進め方がまったく上手くありません。

試行錯誤を繰り返しているであろう学校の先生方の大変なご苦労が目に浮かびます。

というわけで、うちの塾では本来6年生の後半から英語の授業を少しずつ入れていたのですが、これ以上小学生の英語嫌いに拍車がかからないように、早い段階で基本的な英語のルールを学習することにしました。

英語のルール(文法)を教える時は、日本語とは全く異なるルールであることやどこがどう違うのかということを、日本語と対比させながら教えることが大切です。

そうすることで、子どもたちの理解は格段にスムーズになります。

しかし、そのためには日本語の文のルールや特徴をしっかり理解しておく必要があります。

だから私は、英語の学習に入る前に、必ず日本語の文の型(主語・述語の関係)について復習するようにしています。

ここをしっかりと理解し直したうえで、英語の最も土台となるルールや言葉の並び順を教えると、子どもたちの理解は深まるのです。

前回の6年生の授業で、日本語の文の4つの型について復習し、それぞれの型には、肯定文・否定文・疑問文の3つの種類の文があることを学習しました。

そして、昨日の授業でいよいよ英語のルールの土台となる、動詞による英語の文の分類について学習しました。

日本語の文の4つの型が、英語では動詞の種類によって2つに分類されることを解説しました。

そして、2種類の動詞のうち、まずはbe動詞を使った文について学習しました。

6年生の子どもたちは、授業が進むにつれて、

「え、そういうことだったの!?」

「ちゃんとルール決まってるんだ!」

「分かりやす!けっこう簡単なんだね。」

と、英語の勉強を楽しみ始めました。

英語に限らずですが、より分かりやすい授業をするためには子どもたちをよく観察する必要があります。

子どもたちがなぜ理解できないのか、どこがつまずきやすいのか、どうすればスムーズに理解できるのか、ということを子どもたちの会話や質問、ちょっとした表情の変化から読み取らなくてはなりません。

そういったデータを蓄積しながら、より良い伝え方を追求し、日々授業を進化させていかなければならないのだと思います。

これからも、もっともっと子どもたちが楽しくなるような、究極に分かりやすい授業を追求し続けていきたいと思います。

子どもの力を信じきる

5月31日は、中学1年生の授業で、前期中間テストに向けた対策方法を指導しました。

中学校に入学し、初めての定期テストに臨む1年生。

何となく難しいことは分かっているけど、どういう準備をすれば良いか分からない、という状態です。

まずは、勉強方法について各教科ごとにまとめたプリントを配り説明しました。

暗記が必要な科目については、人間の脳の仕組みについても解説しながら、効率的に知識を覚えられる方法を伝えました。

勉強の本質は、「知らないことを知り、できないことをできるようにすること」であり、最終的に目指すのは「解けない問題を無くすこと」だと伝えました。

それから、各自で目標点数を決め、その目標を達成するための週間スケジュールを作成しました。

スケージュールの作り方についても、どのくらいの学習量を確保すれば良いか、なぜ学習する教科まで決めておく必要があるのか、など重要なポイントを、見本を示しながら解説しました。

そして、スマホ、タブレット、ゲーム機などは、勉強時間中は必ず親に預ける、ということもその科学的な理由や得られるメリットとともに伝えました。

最後に、

「まずみんなにやってもらいたいのは、必ずこのスケジュールを実行して目標を達成すると決断すること。この決断ができていないと、行動することはできないんだ。そして、自分ならこの目標を100%達成できる、という確信を持って勉強するということ。それができれば必ず結果はでます。」

と伝えました。

すると、数人の生徒さんから、

「先生が言ったやり方で、このスケジュール通りにやったら絶対目標達成できるの?絶対に?100%??」

と質問されました。

私は即答で、

「絶対できる!120%!みんなにはその力が確実にあるからね。本気出してみな。すごいことになるから(笑)」

と答えました。

生徒さんたちは、

「先生、俺マジでやるわ」

「親をビックリさせてやる」

「帰ったら、まずスケジュールを完成させた方いいね」

「ガチ勢でいくわ」

「しょうがねーな、そろそろ本気出してやるか」

などなど、やる気満々で帰って行きました(笑)

とりあえず、スイッチは入ったようです。

おそらくこのモチベーションは数日で低下するので、あとは、次の授業で進捗を確認しつつ、それぞれに適切な声がけをして、モチベーションを維持できるようにしなければなりません。

子育てにおいても、教育においても、大切なことは、子どもたちの力を100%信じきるということです。

もっと言えば、疑いすらしないということです。

「君たちにできないことなんてあるわけないだろう?」

と心の底から思い、言いきるのです。

実際、子どもたちには、まだまだ眠っている無限の力があります。

その力を引き出してあげられれば、やってできないことなんて本当にほとんどありません。

子どもたちの本気の力に期待したいと思います!

皆既月食で学びの動機付け

5月26日は、スーパームーンの皆既月食ということだったので、中学3年生の授業の後半を使って、みんなで近くの公園へ観察しに行きました。

空も晴れていて、しっかり観察することができました。

めったに見られない幻想的な現象を見ることができて、生徒のみなさんも嬉しそうでした。

ちょうど中学3年生の理科で「地球と宇宙」を学習するので、学習への良い動機付けにもなったかなと思います。

やはり、実際に観察したり体験したりすることは、学習にとってとても大切だということを改めて感じさせられました。

今後も、こういった機会があれば、子どもたちの学びスイッチを押すために、どんどん外にも飛び出していこうと思います!

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