総合学習塾 まなび舎

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2021年

いよいよラストスパート!

小・中学生は、明日から冬休みに入ります。

中学3年生は、受験に向かっていよいよラストスパートの時期です。

昨日の中学3年生の授業では、冬休みの学習スケジュールを立てました。

冬休みの一日ごとのスケジュールを綿密に立てます。

冬休みが長時間の学習を行えるラストチャンスであること、この冬休みで必死に頑張れば、2週間でも飛躍的に成長できることなどを伝えました。

2年前のことです。

冬休み前のみやぎ模試で、希望する高校の判定がD(合格は厳しいので志望校を再検討すべき)だった生徒さんがいました。

ところが、その生徒さん、冬休み後のみやぎ模試では、なんとS判定(安全圏上位で合格は確実)を出してしまったのです。

しかも県内でも上位の進学校です。

275点から459点という、教育業界に15年間いる私でも見たことのない得点アップ率でした。

たったの1ヶ月足らずで、5教科の合計を実に180点も上げてしまったのです。

2年前の生徒さんのみやぎ模試結果。第6回が冬休み前、第7回が冬休み明け。す、すごい・・・

私はその生徒さんに、

「いったい冬休み中に何をしたんだ??」

と聞いてみました。

答えはいたってシンプルでした。

「毎日10時間くらい勉強していました。」

そう、本当にシンプルなんです。

「やる」と決めてやるか、「やらない」を選択するか、その2択しかないわけで、結果も2通りしかありません。

現役の中3の生徒さんに、その事例も話し、

「みんなだって、やればできるよ。必死になってやれば、自分でも信じられない成長を遂げられる。そして、間違っちゃいけないのは、『やって合格』か『やらないで不合格』の2択しかないってこと。『やらないで合格』なんて選択肢は絶対に無いってこと。そして、「で、あなたはどっちを選ぶの?」っていう単純なことなんだ。シンプルに考えて、ほしい結果の方を選べばいいだけ。そのための計画を、しっかり考えて立てよう。」

と伝えました。

2年前の生徒さんの事例を聞いて、教室がどよめきました。

そして、生徒のみなさんの目の色が変わりました。

みんな、本気の計画を立てていました。

「よし、合格しようぜ!」

「おう、だな!」

と声をかけ合っている生徒さんもいました。

遅いと思われるかもしれませんが、実際には子どもたちの本当の力が発揮されるのは、ここからなんです。

15年間、受験生のそういう姿をたくさん見てきたから分かります。

だから、私たち教育者は、ここで子どもたちの心を奮い立たせてあげなければならないんです。

きっと、みんな圧倒的な成長を遂げてくれるはず。

みんな、頑張ろう!

限界突破だ!!

自分で限界を決めさえしなければ、必ず登りきれる!

大人が最もやりがちな、「子どもの成長を止める」最もやってはいけないこと

みなさん、こんにちは。

今回は、私がこれまでずっと感じ続けてきたことについて書きたいと思います。

少しでも、何かの参考になれば幸いです。

私は、これまで、家庭教師6年、学習塾9年の教育活動15年の中で250名以上の生徒さんを直接指導してきました。

また、非常勤講師として授業を担当させていただいている専門学校では、6年間で450名以上の学生さんと関わってきました。

700名以上の様々な年齢層の子どもたちと関わってきた中で、どの年代にも共通してずっと感じ続けていることがあります。

それは、子どもたちが

「失敗や間違いを悪いこと、恥ずかしいことと捉え、過度に恐れている」

ということです。

これは、家庭教育や学校教育はもちろん、日本の社会全体が作り上げた「悪しき価値観」だと私は考えています。

この悪しき価値観には、残念ながら、親や教師、習い事の指導者など子どもの教育に関わるほとんどの大人の声がけが影響しています。

ご家庭でお子さんが何か失敗した時に、

「何やってんの!」「何でそうなるの!?」「本当にあなたはダメなんだから!」

と怒ってしまってはいないでしょうか。

また、我が子が失敗しないように、先回りして失敗を回避させようとしてはいないでしょうか。

もしかしたら、お子さんが学校で手を挙げて答えを間違えた時に、

「なんで?違うでしょ。」「さっき教えたのに何でできないの?」

などと先生に言われ、自尊心を傷つけられているかもしれません。

また、習いごとの指導者の方に、お子さんが何か失敗をしたときに、厳しく叱責されたりしてはいないでしょうか。

これらはすべて日常的にありがちなことですが、実は、絶対にやってはいけない「子どもたちの成長を止めてしまう声がけ」だと私は思っています。

上手くできないことをやろうとして失敗し、それで怒られてしまう。

そうすると、子どもたちは怒られないようにするために、自分ができる以上のことにはチャレンジしなくなってしまうからです。

できることしかやらない子が、それ以上成長することはありません。

失敗をとがめられ続けると、何にもチャレンジをしない子になってしまいます。

これは、子どもと大人の関係だけのことではありません。

上司と部下の関係に置き換えてみれば、理解しやすいかもしれませんね。

みなさんが上司から難しい仕事を頼まれて、それを引き受けて一生懸命にやったものの、上手くいかなかったとしましょう。

そんな時に、上司から、

「何でできなかったんだ!お前はダメなやつだな!」

などと叱責されたらどうでしょう。

そんな上司を信頼することができるでしょうか。

次に難しい仕事を頼まれても断るのではないでしょうか。

信頼できる素晴らしい上司なら、

「まずは難しい仕事を引き受けて、一生懸命にやってくれてありがとう。今回の経験から学んで、ぜひまたこういう仕事にチャレンジしてみてくれ。そうすれば君はもっともっと成長できるはずだ。」

と、声をかけてくれるはずです。

子どもも大人も同じなのです。

そもそも論として、失敗や間違いは怒られることではないと私は考えています。

世の中で怒られるべきことは、「悪意を持って人を傷つけたり人に迷惑をかけたりした時」だけ、というのが私の考え方です。

私は、我が子にも塾の生徒さんにも、専門学校の学生さんにも、

「どんどん間違えなさい、間違えることは良いことだよ。」

「間違えて、そこから学んでこそ、自分を成長させられるんだよ。」

「失敗しない人間なんていうのは、チャレンジしていない人間だけ。」

「失敗無くして、成功無し!」

ということをいつも伝えています。

私の塾では、問題練習の答え合わせをするとき、生徒のみなさんにホワイトボードに答えを書いてもらうようにしています。

初めは、みんな、私のところにノートを持って来て答えがあっているかを確認しようとするんです。

やっぱり、間違えたくないんですよね(笑)

でも、前述のような声がけを続けていくと、私のところに来る生徒さんはどんどん少なくなります。

そして、答えを書くのを悩んでいる生徒さんがいると、仲間の生徒さんから、

「とりあえず書いてみろって。間違えるのは良いことだ!」

という言葉さえ出てくるようになるのです。

そういう価値観が浸透してくると、成長の速度が格段に上がっていきます。

間違えることによって、自分の弱点やその問題の本質に気づくことができるからです。

私は、答え合わせで間違っている生徒さんがいたら、まずできているところまでを認めます。そして、どこの考え方で間違えたのかを見極め、それを全員で共有できるように解説します。

そうすることで、間違えやすいポイントを全員が理解でき、間違えた生徒さんも、自分の間違いがみんなの役に立ったと前向きに捉えられるようになるのです。

こういったことを続けていくと、失敗や間違いがいかに大きな学びをもたらすか、に気づくことができます。

親や先生はもちろん、子どもの教育に関わるすべての大人は、子どもたちが安心して失敗できる環境を作り、その失敗から何かを学ぶように導かなければなりません。

それが、子どもたちのチャレンジ精神を育み、大きな成長を促す土台となるのではないでしょうか。

有名な話ですが、かの発明王エジソンは、新聞記者とのやりとりでこんなことを言ったそうです。

新聞記者 

「電球を完成させるために5000回も失敗したそうですね。」 

エジソン                                 

「5000回も失敗したって? そんなことはない。うまくいかない5000通りの方法を発見するのに成功したんだよ。」

こう考えると、もう「失敗=成功」という方程式さえ成り立つのではないでしょうか。

私自身、この方程式を頭に置いて、実は、今も夢の実現のためにチャレンジし続けていて、何回も失敗しまくって、学び続けているところです(笑)

そんな大人の姿を見せることも大切だと思っています。

子どもたちが安心してチャレンジし、安心して失敗し、安心して学び成長できるように、私自身がお手本を示しながら、しっかりと導いていきたいと思います!

「失敗は成功につながる」ということを知っている子は、どんなことにもチャレンジできます。

学力テスト~3つのまなび舎史上最高~

先々週から先週の前半にかけて、小学生対象の国語と算数の学力テストを実施しました。

当塾で年2回実施しているこの学力テストは、比較的難易度が高く、学習した内容すべてから出題されるので、小学校で受けるテストのような点数が取れるものではありません。

全国で実施されており、基本的に塾に通っている生徒さんたちが受けるのですが、それでも全国平均点が50〜60点台くらいになります。

そのため、テストの3週間前には、出題範囲を伝え、テストに付属している練習用の問題集を配り、しっかり対策をしてテストに臨むようにと伝えてありました。

今週は、採点したテストの答案のコピーを生徒のみなさんに返却しました。

「やばっ!」

「・・・。」

「あ〜、マジで怒られる!」

「・・・。」

「うそー!?」

悲鳴と沈黙が入り乱れます(笑)

私は、生徒のみなさんに、

『テストで大事なのは結果じゃないんだよ。テストの前と後なんだ。テスト前にどれだけ自分を高めて臨もうとしていたか、そして、テストの後に出来なかった問題を見直してどれだけ自分を高めようとするか、そこなんだよ。結果は、テストの前までの自分の行動以上のものは出ない。だから大切なのは、テストが終わった後に、自分の行動をどう変えていくかってこと。テストで良い点を取ろうと思わなくていいから、自分のレベルを上げることを目標にして、どんどんチャレンジしてみて。そうすれば、次のテストではびっくりするような結果が出るから。』

と伝えました。

そして、今回、自分の過去最高点を出した生徒さんが3名いました。いずれも6年生です。

6年生は今回が最後の学力テストとなりました。

KさんとR君は、常に自分を高める意識が高く、日頃から宿題以外の学習をしっかり行なっている生徒さん。

Kさんは、最後のテストの算数でどうしても100点を取りたいと、対策を頑張っていました。

というのも、ここ2回のテストでは、2回とも一問ミスで100点を逃していたのです。(一問ミスということが十分すごいのですが・・・)

R君は、前回の国語のテストが良くなかったということで、特に国語の対策に力を入れて頑張っていました。

結果は、Kさんは、算数で一問間違い96点。

惜しくも100点は逃しましたが、国語と算数の合計で、まなび舎史上最高の190点を取りました。

R君は、国語で惜しくも一問間違いの97点。

こちらも国語のまなび舎史上最高得点。

合計でも186点を取りました。

結果ももちろんすごいのですが、2人の日頃からの頑張り、そしてこの結果でも納得していない向上心に脱帽です。

また、特筆すべき結果を出したのが、もう一人のAさんです。

Aさんは、前回のテストでも頑張って対策をして臨んだのですが、思うような結果につながりませんでした。

それでも、諦めず、テスト後もコツコツと地道に学習を継続し、自分を高め続けていました。

今回のテスト前は、さらに入念に対策を頑張っていました。

その結果、前回のテストから、2科目の合計点で68点もアップするという素晴らしい結果を出したのです。

これも、まなび舎史上最高の得点アップ率でした。

5年生の生徒さんの中で、

「けっこう頑張って勉強したのに、結果に出なかったなぁ。」

と、つぶやいていた女の子がいました。

そこで、私は、

「頑張って勉強していたなら、結果がどうであれ全然オッケー。それは素晴らしいことだよ。そして、それを続ければ、次は必ず驚くような結果につながるよ。」

と声をかけ、6年生のAさんの事例を話しました。

その生徒さんは、

「えぇ!そんなに上がったの!?じゃあ、私も頑張ろ。」

と言ってくれました。

他の生徒さんたちも、みんな自分のテストに対する準備とテスト結果をふり返り、それぞれに思うところがあった様子でした。

この経験を生かして、さらに自分を成長させていってほしいと思います。

今後の飛躍に期待したいと思います!

昨日の自分を超えていけ!

総合学習塾まなび舎では、小学生を対象に年2回の学力テストを実施しています。

毎年4月と11月に実施しており、今年度も来月の中旬に2回目のテストを実施します。

今週は、小学生の生徒のみなさんに、学力テストに付属している実力強化問題集を配布し、各自でテスト対策を進めるように声がけをしています。

この学力テストは、出題範囲が広く、応用問題も多く出題されるため、難易度は高めです。

それなりの準備をして臨まなければ、たちうちできません。

もちろん、日々の学習の積み重ねが大きくモノを言うのですが、このテスト対策の問題集をくり返し解くだけでも結果は変わります。

私がテストの結果以上に重視するのは、どれだけ準備をしてテストに臨んでいるかです。

テストに限らずどんなことに対しても、常に自分を高めようとする姿勢を身につけることが重要だと考えています。

大人になってからも、難しい仕事に取りかかるには、それなりの準備をして自分を高めておかなければなりません。

中学校も来月中旬から下旬にかけて後期中間テストがあるので、中学生の生徒のみなさんにも、テストに向けてしっかり準備を進めるように声がけしています。

私は、テスト前の小学生や中学生にはいつも、

「テストで誰かに勝ちたいっていう気持ちをモチベーションにするのはいいと思うんだけど、誰かに勝った負けたの結果は正直それほど重要じゃない。大事なのは、これまでの自分に打ち克ったかどうか。今まで以上に自分を高めようと努力して、その結果、過去の自分を越えられたなら、他の誰に負けようがそれは成功ってこと。まあ、つまり、常に昨日の自分を超えていけ!ってことなんだな。」

ということを伝えています。

生徒のみなさんには、

「先生、何カッコつけてんの。」

「でたー!名言っぽいやつ。っぽいやつね(笑)」

などと突っ込まれますが(笑)

成長し続ける習慣を身につけられた人だけが、夢を実現し、最高に楽しい人生を送れるのだと思います。

学力テストというものをひとつのきっかけにして、成長のスイッチを入れられるように声がけしていきたいと思います。

生徒のみなさんの、テストまでの数週間の行動選択に期待です!

正しい目標の立て方

みなさん、こんにちは。

久しぶりの投稿です。

小・中学校は、4日間の短い秋休みを終え、先週の水曜日から後期がスタートしました。

まなび舎では、先週から今週にかけて、小学生の授業で後期の目標を作文に書いてもらっています。

ただ目標を決めて作文を書くのではなく、最低限目標を立てる項目を指定し、また、正しい目標の立て方も指導した上で書いてもらっています。

正しい目標の立て方って??

と思う方もいるかもしれませんね。

実は、目標をしっかり達成するためには、その立て方にちょっとしたコツがあるんです。

目標を立てるときに大切なポイントは以下の通りです。

①目標は数字などを使って具体的に書く

例えば、「早寝、早起き」ではなく、「6時に起きて、21時までに寝る」というように書くということです。

②目標を達成するための具体的な行動目標を立てる

「6時に起きて、21時までに寝る」という目標を立てたとしたら、そのためにどうすればよいのかを考えるのです。例えば、「夕食とお風呂を20時までにすませるように、宿題は帰ってきたらすぐにやる」とか、「学校で体をしっかり動かして、早く眠くなるようにする」などです。

③いきなりハードルを上げすぎない

今できていないことをできるようにするのが目標ですが、いきなり現状とかけ離れた高い目標を立ててはいけません。少し頑張れば何とかなる目標を立て、それを達成したら少しずつハードルを上げていくことが大切です。いきなり高い目標を立てると、モチベーションが下がります。また、目標の未達成が続いてしまうと、自己肯定感が低下し悪循環に陥ってしまいます。

以上のことを踏まえて、後期の目標と、それを達成するための具体的な行動目標を考えてもらいました。

必ず目標を立てる項目は、「人格」「生活」「学習」の3つです。もちろん、これ以外にも、趣味や習い事など、自分の立てたい目標も考えてもらいます。

また、まなび舎では、作文を書く時、いきなり書き始めるということはしません。

必ず、作文の設計図(構成のメモ)を作り、それにしたがって作文を書いていきます。

これをすることで、筋道のたった読みやすい作文を書くことができます。

逆に、設計図を作らずに作文を書くと、話があっちに行ったりこっちに行ったりしてしまい、結局何を言いたいのかが分からないものになってしまいます。

まだ作文を書いていない学年もありますが、みんな真剣に考え、自分の成長につながる目標をしっかりと立てられています。

特にまなび舎で重視しているのは「人格」の目標なのですが、みんな自分のことをよく分かっていて、人格を磨くために必要なことを的確に書き出せていました。

生徒のみなさんが、これらの目標を確実に達成できるように、熱く、楽しく、全力でサポートしていきたいと思います!(^_^)

作文は、自分の書きたいこと、伝えたいことをメモにまとめてから書き始めるのが鉄則です。
みんな、時間をかけてよく考え、自分を成長させるための目標と、
その目標の達成に必要な具体的行動をしっかりとまとめられていました。







中学卒業後の学習を無料でサポート

先週の土曜日は、まなび舎から今年の3月に巣立っていった高校1年生の3人が、テスト勉強をしに来てくれました。

ただ今、高校に入ってから初めての定期テストの真っ最中。

3人とも久しぶりの再会だったので、積もる話に花が咲きつつも、「やばい、やばい!」と言いながらテスト勉強を頑張っていました(笑)

元気に頑張っている姿が見られてとてもうれしかったです。

まなび舎では、通ってくれていた生徒さんの卒業後の学習を無料でサポートしています。

土曜日の午後に、通常授業をお休みした生徒さんの振替授業用としてフリータイム(13:00〜16:50)を設けているのですが、卒業生はその時間内であれば自由に自習に来ることができます。

もちろん、分からないところは私が教えます。

(高校生は英語と数学のみですが・・・)

また、分からない問題の写真をLINEなどで送ってもらい、私が解答と解説を作成して返信するというサポートも行なっています。

卒業生のみなさんやその親御さんには、これらのサポートがけっこう喜ばれています。

実際には、久しぶりに会って元気な姿を見たり、勉強を頑張っている姿を見たりして、私の方が元気をもらっているんですけどね。

まなび舎では、中学校を卒業した後もさらに自分を成長させていけるような考え方と習慣を身につけるための指導を行っています。

そして、社会に出た後も成長し続け、誰かを幸せにすることで、自分にとって最高に幸せな人生を歩んでほしいなぁ、と思っています。

まなび舎の卒業生のみんな、頑張れ〜!!

たまには、教室に遊びに来てね!

やる気スイッチの入れ方   ~5秒カウントダウン~

みなさん、こんにちは。

総合学習塾まなび舎の青木です。

今回は、やる気が起きなくて、勉強ややるべきことをなかなか行動に移せない時の対処法を書いてみたいと思います。

先週の中学2年生の授業で、ある生徒さんが、

「先生、YouTubeでブレイクスルー佐々木が言ってたんですけど、やる気がでない時って、5秒数えるといいらしいんですよ。本当なんですか?」

ということを話してくれました。

私は、ブレイクスルー佐々木さんという方を知らなかったので、

「ブレイクスルー佐々木さんて誰なの?5秒数えるってどういうこと?」

と尋ねました。すると、

「え、先生知らないんですか!?すごく頭が良い人で、いろんな勉強の仕方とかをYouTubeでアップしてるんですよ。その人が、やる気がでない時は、5秒カウントダウンすると良いって言ってたんですよ。よく分からないんですけど・・・」

と教えてくれました。それを聞いて私は、

「そうなんだ、すごい人なんだね。そして、うん、そのやる気が出なくて行動できない時に5秒カウントダウンするという方法は、完全に正解だね。」

と答えました。生徒さんは驚いて、

「えぇ、そうなんですか!?なんで5秒数えるといいんですか。」

と興味津々の様子。他の生徒さんたちも、その理由を知りたがっていたので、そのメカニズムを説明してあげることにしました。

『人間の脳には、面倒な作業を始めるまでの時間が長くなればなるほど、やらない言い訳を考え始めてしまうという特性があるんだ。だから、作業までの時間を強制的に5秒以内にすることで、脳が言い訳を考える前に作業を始めさせるという方法なんだね。そして、一度作業を始めてしまえば、脳からドーパミンという物質が分泌されることでモチベーションが上がり作業に集中することができるんだ。これを作業興奮っていうんだけどね。ほとんどの人が勘違いしているんだけど、「やる気が出ないから行動できない」ではなくて、「行動しないからやる気が出ない」が正しいんだよ。だから、まずはすぐに行動に移すために、5秒カウントダウンは科学的に正しい方法ってこと。実は、先生もこれとほとんど同じ方法を3年くらい前に発見して実践しているんだ。先生の場合は10秒カウントダウンなんだけどね。』

生徒さんたちは、テスト直前ということもあり、真剣に聞いていました。

ぜひ、「知る」で終わらずに実践してほしいと思います。

そして、そうなんです。

実は、私もこの方法を3年くらい前に発見して実践してみたところ、効果絶大で驚いたんです。

そして、そのメソッドを意気揚々と2年半前にブログに書いていたんです。

その時は、この10秒カウントダウンが、私がこれまでに読んできた成功法則の本150冊のどれにも載っていなかったので、「おそらく自分のオリジナルメソッドです」と書いたんですね。

しかし、今回、そのブレークスルー佐々木さんの動画を見てみたら、5秒カウントダウン法というメソッドを、アメリカのメル・ロビンズさんという方が10年前にすでに提唱していたとのこと・・・

意気揚々と「オリジナルです!」とブログに書いてしまった自分が恥ずかしい・・・(笑)

でも、10秒カウントダウン法には、私なりのオリジナルな考え方も入っているので、参考までに当時の私のブログも下に載せておきたいと思います。

まあ何はともあれ、このカウントダウンメソッドは、すぐ行動に移す方法としてはかなり効果的で、習慣化しやすい方法です。

ぜひ、みなさんも日常の中で試してみてください。

以下、2019年3月20日の私のブログです。

『Control the future after 10 seconds!』~Part13~ | 夢追う塾長の独り言 (ameblo.jp)

英語学習はルールから入るべし

6月2日は、小学6年生の授業で英語を学習しました。

2020年度から小学校での英語学習が本格的にスタートし、5・6年生では週2コマの授業が必修となりました。

また、2021年4月には中学校の教科書が改定となり、特に中学1年生の英語の教科書について大幅な改定が行われました。

小学校での英語必修化を踏まえた内容にしたためです。

しかし、小学校で英語が必修化したと言っても、実際には、「話す・聞く・読む・書く」の4技能をとにかく実践してみるという、英語に慣れることを目的とした授業しかできていないのが現状です。

しかも、週に2コマだけです。

文部科学省は、たった週2回の「習うより慣れろ方式」の授業で小学生に英語の基礎を身につけさせようとしているのです。

そして、その結果、子どもたちの英語に対する理解は逆に混乱を極めています。

言語学習にとって最も重要なことは、その言語のルールを知るということだと私は考えています。

その言語の土台となる基本的なルールを知った上で、語彙を増やしたり、プラスのルールを覚えていくのが正しい手順です。

例えば、ルールをまったく知らないスポーツをやってみても、わけが分からずおもしろくありませんよね。

今、小学校の英語教育はそういう状態にあるわけです。

英語に興味を持ったり、英語が好きになる子どもが増えるとはとても思えません。

実際、私の塾にきている小学6年生の子どもたちは、口をそろえて、

「英語分かんないし、おもしろくないんだよなぁ。」

と言っています。

誤解の無いように言っておきますが、これは学校が悪いわけではありません。

「早いうちから英語を学習させて日本人の英語力をあげよう」という短絡的な考えで英語学習を前倒し、その具体的な指導方法や誰が英語を教えるのかについては現場に丸投げ、というずさんな進め方をしてきた文部科学省に原因があるのです。

他にも小学校で英語学習の時間を増やすことには様々なデメリットがあります。

もちろん英語学習の重要性は百も承知ですが、その進め方がまったく上手くありません。

試行錯誤を繰り返しているであろう学校の先生方の大変なご苦労が目に浮かびます。

というわけで、うちの塾では本来6年生の後半から英語の授業を少しずつ入れていたのですが、これ以上小学生の英語嫌いに拍車がかからないように、早い段階で基本的な英語のルールを学習することにしました。

英語のルール(文法)を教える時は、日本語とは全く異なるルールであることやどこがどう違うのかということを、日本語と対比させながら教えることが大切です。

そうすることで、子どもたちの理解は格段にスムーズになります。

しかし、そのためには日本語の文のルールや特徴をしっかり理解しておく必要があります。

だから私は、英語の学習に入る前に、必ず日本語の文の型(主語・述語の関係)について復習するようにしています。

ここをしっかりと理解し直したうえで、英語の最も土台となるルールや言葉の並び順を教えると、子どもたちの理解は深まるのです。

前回の6年生の授業で、日本語の文の4つの型について復習し、それぞれの型には、肯定文・否定文・疑問文の3つの種類の文があることを学習しました。

そして、昨日の授業でいよいよ英語のルールの土台となる、動詞による英語の文の分類について学習しました。

日本語の文の4つの型が、英語では動詞の種類によって2つに分類されることを解説しました。

そして、2種類の動詞のうち、まずはbe動詞を使った文について学習しました。

6年生の子どもたちは、授業が進むにつれて、

「え、そういうことだったの!?」

「ちゃんとルール決まってるんだ!」

「分かりやす!けっこう簡単なんだね。」

と、英語の勉強を楽しみ始めました。

英語に限らずですが、より分かりやすい授業をするためには子どもたちをよく観察する必要があります。

子どもたちがなぜ理解できないのか、どこがつまずきやすいのか、どうすればスムーズに理解できるのか、ということを子どもたちの会話や質問、ちょっとした表情の変化から読み取らなくてはなりません。

そういったデータを蓄積しながら、より良い伝え方を追求し、日々授業を進化させていかなければならないのだと思います。

これからも、もっともっと子どもたちが楽しくなるような、究極に分かりやすい授業を追求し続けていきたいと思います。

子どもの力を信じきる

5月31日は、中学1年生の授業で、前期中間テストに向けた対策方法を指導しました。

中学校に入学し、初めての定期テストに臨む1年生。

何となく難しいことは分かっているけど、どういう準備をすれば良いか分からない、という状態です。

まずは、勉強方法について各教科ごとにまとめたプリントを配り説明しました。

暗記が必要な科目については、人間の脳の仕組みについても解説しながら、効率的に知識を覚えられる方法を伝えました。

勉強の本質は、「知らないことを知り、できないことをできるようにすること」であり、最終的に目指すのは「解けない問題を無くすこと」だと伝えました。

それから、各自で目標点数を決め、その目標を達成するための週間スケジュールを作成しました。

スケージュールの作り方についても、どのくらいの学習量を確保すれば良いか、なぜ学習する教科まで決めておく必要があるのか、など重要なポイントを、見本を示しながら解説しました。

そして、スマホ、タブレット、ゲーム機などは、勉強時間中は必ず親に預ける、ということもその科学的な理由や得られるメリットとともに伝えました。

最後に、

「まずみんなにやってもらいたいのは、必ずこのスケジュールを実行して目標を達成すると決断すること。この決断ができていないと、行動することはできないんだ。そして、自分ならこの目標を100%達成できる、という確信を持って勉強するということ。それができれば必ず結果はでます。」

と伝えました。

すると、数人の生徒さんから、

「先生が言ったやり方で、このスケジュール通りにやったら絶対目標達成できるの?絶対に?100%??」

と質問されました。

私は即答で、

「絶対できる!120%!みんなにはその力が確実にあるからね。本気出してみな。すごいことになるから(笑)」

と答えました。

生徒さんたちは、

「先生、俺マジでやるわ」

「親をビックリさせてやる」

「帰ったら、まずスケジュールを完成させた方いいね」

「ガチ勢でいくわ」

「しょうがねーな、そろそろ本気出してやるか」

などなど、やる気満々で帰って行きました(笑)

とりあえず、スイッチは入ったようです。

おそらくこのモチベーションは数日で低下するので、あとは、次の授業で進捗を確認しつつ、それぞれに適切な声がけをして、モチベーションを維持できるようにしなければなりません。

子育てにおいても、教育においても、大切なことは、子どもたちの力を100%信じきるということです。

もっと言えば、疑いすらしないということです。

「君たちにできないことなんてあるわけないだろう?」

と心の底から思い、言いきるのです。

実際、子どもたちには、まだまだ眠っている無限の力があります。

その力を引き出してあげられれば、やってできないことなんて本当にほとんどありません。

子どもたちの本気の力に期待したいと思います!

皆既月食で学びの動機付け

5月26日は、スーパームーンの皆既月食ということだったので、中学3年生の授業の後半を使って、みんなで近くの公園へ観察しに行きました。

空も晴れていて、しっかり観察することができました。

めったに見られない幻想的な現象を見ることができて、生徒のみなさんも嬉しそうでした。

ちょうど中学3年生の理科で「地球と宇宙」を学習するので、学習への良い動機付けにもなったかなと思います。

やはり、実際に観察したり体験したりすることは、学習にとってとても大切だということを改めて感じさせられました。

今後も、こういった機会があれば、子どもたちの学びスイッチを押すために、どんどん外にも飛び出していこうと思います!